今回のお話は前回のお話の続編になります。
前回大きく分けて4種類の塗料を簡単にご紹介致しましたが、近年ではラジカル制御型塗料というものが多く取り上げられるようになりました。
ラジカル?
私もこの材料を初めて知った時は、新しい樹脂成分なのかなと思いましたが、メーカーに問い合わせたところ、なるほど!という答えでした。
まず塗料の仕組みはこのようになっております。
塗料=顔料+樹脂+添加剤とこのような仕組みになっています。
そこで、ラジカルとはどのようなものなのかご紹介していきます、
それは顔料の中に酸化チタンというものが入っています、この酸化チタンは白の顔料として使用しているのですが、
この酸化チタンに紫外線が当たることにより発生する物質を(ラジカル)と言います。
この発生したラジカルが塗膜の劣化や破損を促進させると言われています、私達人間の肌も紫外線を浴び続けるのはあまり良くないですよね。
このラジカルを制御する仕組みですが、顔料に含まれる酸化チタンに特殊コーティングを施し、ラジカルを発生させないというもので直接紫外線が当たらないようコーティングします。
もう1つはHALS(ハルス)というものが塗料に入っています。HALS(ハルス)は光安定剤とも言い、これを塗料に入れることで紫外線をキャッチする役割があります。
基本この2つが機能して、名前にもあるようにラジカル制御型塗料となるそうです。
この塗料はアクリル樹脂塗料・ウレタン樹脂塗料・シリコン樹脂塗料フッ素樹脂塗料のように耐久性を表すものは樹脂を指して表していますがラジカル制御型塗料は樹脂ではありません。
そして皆様気になるところだと思いますが、
価格や耐久年数、グレードに関しては、シリコン塗料とフッ素塗料の間位、価格もシリコン塗料より少し高めでフッ素塗料程高価ではありません、耐久年数は15年前後でシリコン塗料とフッ素塗料の間位と思っていただければ想像がつくかと思います。
この先、新しい塗料も開発されていくことでしょう、その度お客様のニーズに合わせた塗料を厳選し、ご提供してまいります。
前回と今回で外壁塗装に使用する塗料の簡単なご説明をさせていただきました。
塗料の性質を考えてより安く、より良いご提案をしていくのは私たちの役目です。より一層勉強に励み、最新の情報を提供させていただきます。
材料の性質など、ご興味があれば、何でもご相談下さい。
無料でカタログの送付をさせて頂きます。
次回は、付帯部(外壁以外)のとそうに使用する材料
についてお話させて頂きます。練馬区を中心に一都三県、外壁塗装、屋根塗装は株式会社ワタナベにお任せ下さい!